春先、家の軒下やベランダ、庭木などに、アシナガバチが巣を作り始めることがあります。この初期段階の巣は、女王蜂が一匹で、あるいは数匹の働き蜂と共に作り始めたばかりの小さなものです。具体的には、直径が数センチメートル程度で、巣穴の数がまだ少なく、全体としてこぢんまりとしているのが特徴です。この時期の巣は、アシナガバチの数が少ないため、比較的安全に駆除できる可能性が高いと言えます。もし、このような初期の巣を発見した場合、自分で落とすことを検討する方もいるでしょう。自分で対処できるかどうかの判断基準としては、まず巣の大きさが挙げられます。手のひらに収まる程度の小ささであれば、比較的リスクは低いと考えられます。次に、巣のある場所です。手が届きやすく、足場が安定しており、万が一の場合にすぐに避難できる開けた場所にあることが重要です。高所や狭い場所、見通しの悪い場所にある巣は、作業の危険性が増すため、自分で落とすのは避けた方が賢明です。さらに、自分の体調や精神状態も考慮しましょう。蜂に対して強い恐怖心がある場合や、アレルギー体質の方は、無理をせず専門業者に依頼することをお勧めします。初期の巣は、放置しておくとあっという間に大きくなり、働き蜂の数も増えて危険度が増します。そのため、初期段階での発見と、適切な判断に基づく迅速な対処が非常に重要になります。見つけた巣が初期段階かどうかを冷静に見極め、安全に配慮した上で、自分で落とすか、専門家に任せるかを判断しましょう。